理念・基本姿勢

子どもの育ち・遊びを応援する

立川市子どもの権利条例をつくろう

 

 1989年第44回国連総会で「子どもの権利条約」が採択され、94年に日本も批准しました。しかし、虐待、いじめ、自死、貧困等々、日本の子どもの状況は決して楽観できるものではありません。
 国では、90年の「合計特殊出生率1.57ショック」で少子化が問題となり、少子化対策のため「エンゼルプラン」を策定。その後、2000年に新エンゼルプラン、03年に次世代育成支援対策推進法、少子化対策基本法へと進め、12年には「子ども・子育て関連3法」を制定、「子どもの最善の利益」の保障その実現をめざして、子育ての孤立感・負担感を取り除き、少子化を止めようとしています。
 立川市では、03年から子育て・子育ち支援を主眼に立川市の「子どもの総合計画」策定に向けて、意向調査・市民懇談会・市民委員会・子ども委員会が行われ、04年の素案発表と計画策定へと進め、05年に「子どもたちの笑顔があふれ、歓声が聞こえるまちに」を理念に掲げた「第1次 夢育て・たちかわ 子ども21プラン」が策定されました。その理念は、第3次のプランにも生かされ、6つの施策目標をもっています。
 プランの大きな特徴として、施策目標の一つに「子どもの権利を尊重します」があります。「子どもの権利の尊重」が明記され、子育ての視点だけでなく、子ども自身が持っている「育つ力」を支援することこそをめざしています。
 「権利には必ず義務がついている」と間違った思い込みがあります。社会のルールを守ることは必然であっても、権利は義務と引き換えに付与されるものではありません。例えば、乳幼児の生きる権利に義務は必要ありません。
 私は、スポーツや音楽による青少年の育成・電話で子どもの話を聴く団体の運営・放課後の子どもの居場所事業のコーディネーターなどの活動を通して、子どもは自ら育つ力を持っていることを実感しています。子ども時代にゲームだけでなく、身体を動かし、遊びの中から様々な経験を通して「育つ力」を伸ばしていくことが必要です。
 私は、子ども自身の発想で自由な遊びができる「プレーパーク」(冒険遊び場)を、市民との協働で実現したい。また、この先進的な「夢育て・たちかわ子ども21プラン」を継続して行えるように、(仮称)「立川市子どもの権利条例」を子ども・市民協働で策定するときです。自己肯定感を保ち、互いに尊重し合えるまちになることが、子育てしやすく、子どもがいきいきと育つことにつながると考えます。